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上智大学医学部が誕生する日

上智大学は、神学部をはじめとする文系学部を主体とする大学として、スタートした大学です。理工学部も1962年開設と後発でした。東京理科大学を卒業された秋山仁先生が、上智大学の理工学大学院の一期生として入学されたことで知られています。

早慶上理と言われる東京に本部を置く私大トップグループの中では、唯一、医学部と距離を置いて来たのが上智大学です。
慶應は言うまでもなく日本トップとも言える医学部を擁しており、創立者の福沢諭吉先生が近代日本の発展を医学の発展と考えられていたことの現れです。
早稲田大学も東京女子医大との連携はよく知られるところ。元々はキャンパス内に東京同仁医薬学校という、本来なら早稲田大学医学部の前身となる医学校があったのですが、経営難で閉校した歴史があります。
東京理科大学は、日本医科大学との連携
がよく知られていますが、理科大と同じ新宿にある東京医科大学は、元々、東京物理学校(東京理科大の前身)の校舎内に設立された、東京医学講習所が始まりです。
こうした中で、上智大学は、医学部とは無縁に独自の路線で、高いブランドを築いて来た大学なのです。

ところが、2011年、カトリック系の聖母大学の母体である学校法人聖母学園を吸収合併し、上智大学は総合人間科学部に看護学科を開設しました。そして、聖母大学が閉校となる2014年に、聖マリアンナ医科大学と大学間交流の包括協定を締結し、現在まで活発な人的交流が行われています。

東北震災の後、東北薬科大学が医学部を新設し、東北医科薬科大学に改称しました。国際医療福祉大学も安倍政権下の国家戦略特区制度の中で、成田市に医学部を新設したことはご承知かと思いますが、医学部新設というのは大変難しいと言われています。これはよく言われている医師会が賛成しないとか、私立医科大学協会や全国医学部長病院長会議が納得しないなどという推測的な話ではなく、現実的に、医学部生を教育できる力量を持った医師の先生を確保できないことが最大の理由です。

都心の医学部は飽和状態と言われている現在、地方都市でなければ、医学部附属病院誘致も難しいこともあります。神奈川県川崎市にある聖マリアンナ医科大学は、こうした時代背景の中、上智大学医学部を誕生させるためには最良のパートナーと思います。

少子高齢化による学生数の減少や、コロナ禍が経済への影響を及ぼして来ている現在、大学再編は国立私立を問わず、それどころか国立私立の垣根を越えて活発になってくるでしょう。

私は、上智大学医学部がそう遠くない日に誕生すると思っています。

医学部受験の最良のパートナー
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