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伝説の数学教本「大学への数学」

「大学への数学」というと、現在は東京出版の「月刊 大学への数学」を意味するし、イメージするだろう。しかし、10年前に廃業した研文書院という出版社があって、「大学への数学」という伝説的な参考書を出していた。

東大、京大をはじめ、難関大学の入試数学を突破するにはこの「大学への数学」が有効だった。別名「黒大数」とも呼ばれるこの本は、難関大受験生たちの数学バイブルともなっていた。実際私は、平成元年から大手予備校の医学部受験本科で講師をやっていた時代に、この黒大数を教材にして、東大理Ⅲ、慶應医学部に教え子を随分送り出している。

黒大数の著者は数学者で著名な藤田宏東大名誉教授であるが、この素晴らしい数学教本を使って、当時の旺文社模試で偏差値50にも満たなくて現役で日大文理学部不合格の生徒を一浪で東大理Ⅲに合格させている。使い方は問題を丁寧に解かせ、理解できない問題は解答を丁寧に写させる。それも何度もやる。そうすると数学の感覚がついてくるのだ。

今は、こんな歯応えのある参考書はなくなった。その代わり、中学生でも理解できるような微分積分の参考書などが巷に溢れる時代である。

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