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医学部入試は総合型選抜が標準になる

総合型選抜は、
従来のAO入試です。

文部科学省は、
書類や面接を主に選考していた、
従来のAO入試に、
学力評価を義務付け、
名称を、
「総合型選抜」と改めました。

総合型選抜へ移行した、
入試改革の目的は、
①知識・技能の確実な習得
②思考力、判断力、表現力の評価
③主体性を持って学ぶ姿勢
を重要視した、
「高大接続改革」にあります。

高大接続改革とは、
高校と大学が一体となる教育
を目指した改革です。

現在の高校教育は、
大学受験と無関係な授業であったり、
逆に、
大学受験に固執したカリキュラムであったり、
高校教育の意義が損なわれ、
大学進学後、
ゼロから学問が始まるという、
状況が当たり前になっています。

この連続性のない教育構造が、
日本の科学技術の衰退につながっていると、
長年指摘されてきました。

医学部においては、
本来、入学させたい人材は、
これまでの入試制度とは、
キャップがありました。

つまり、一点でも高得点の受験生を
入学させるのが、
これまでの制度でした。
この制度から逸脱した場合、
不公平入試、
不正入試として、
社会問題となってきたわけです。

しかし、本来、
医学部が求める人材は、
超秀才ではありません。

受験で一点差を勝ち抜く力よりも、
人の痛みをわかり、
医学という知識と技能を、
地道に習得し、
それを活かした
思考力、判断力を持つ
若者なのです。

そうした人材を、
次世代の医師として、
育成するのが、
医学部教育の使命と言っても
過言ではありません。

これは、
国公立大と私立大でも違います。

国公立大は、
真に優秀な秀才を入学させることが、
伝統となっています。

私立大は、地域医療の重要性を
知っているからこそ、
OB、OGが営む、
地域の病院やクリニックの
後継者を育てるという、
ケースが少なくありませんでした。

点数勝負の入試、
そこに他の要素が入れば、
不正入試として補助金をカットされる、
これは私大医学部の
健全な運営を阻害することになります。

何故なら、
医学部生一人を医師にする費用は、
約1億1千万円以上掛かるからです。

日々進歩する医学の
最先端機器や技術を購入するには、
高額な費用が掛かります。
社会制度の変化に合わせ、
医学部が適正な運営をするには、
相応のコストが必要で、
授業料や補助金だけでは、
賄いきれないのが、現実です。

これが、
私大医学部が、寄付金を募る理由です。

総合型選抜入試は、
医学部が本来必要な人材を確保しやすく、
授業料もグループによって、
変えることが可能です。

非常に近い将来、
医学部入試は、
総合型選抜による入試が、
主流になると思います。

その準備を始めることを
オススメします。

医学部受験、セカンドオピニオンのご相談は、随時受け付けていますので、お気軽にどうぞ!