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ご冗談でしょう、ファインマンさん

理系大学生なら、この言葉を見ただけで、「ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマンの回想録でしょ?」と言うかも知れない。

御名答であるが、この本は物理や数学を専門に学ぶ人のみならず、学問に向き合う、向き合わなければならない、というすべての方に推奨したい。

少年時代に、ひょんなことからラジオ修理屋になり、当時娯楽の主役だったラジオの修理のために、あっちのホテル、こっちのお宅を訪問し、大人顔負けの仕事をしていたファインマンは、「ラジオを直すことより、何故故障しているか?」を考えることの面白さを知る。

ファインマンが体験した様々なエピソードを科学的な理屈を付しながら紹介されているこの本は実に面白い。文庫本で上下2巻で、見た目は厚いが、あっという間により終わってしまう。

決まっている正解を知るより、自分自身で考えることの楽しさ、科学の本質を教えてくれる本である。

物理が苦手な人なら、尚更読んでいただきたい本である。

医学部、医師を志す人は、医師も科学者であるということを忘れてはいけない。患者さんが訴える、不快な症状が何故起きているのか?という原因を考える、これが科学者としての医師の重要な使命であろう。

スランプに陥っている受験生なら、スランプこそ幸いと考え、ぜひ、ファインマン先生を読んでみてください。

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