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受験勉強の質と量のはなし

 「受験勉強は量より質だ」という人もいれば、「受験勉強は量が全てダンス」という人もいます。これはどちらも正しく、どちらも間違っているかも知れません。その理由ですが、「質」と「量」の意味が誤解されやすいものだからです。

まず、「質」について考えましょう。これは「的を得ているか」が重要です。言い換えれば、数学であれば定理なり、英語であれば文法なり、つまり、あなたが勉強している事項の意味を理解できているか、がとても重要なのです。

ここで、多くの受験生は大きな錯覚のもとで勉強をしています。よく理解していないのに理解したつもりになって勉強を進めていることです。その理由ですが、テキストや参考書の選び方、使い方に起因することが多いのです。

昨今は、とてもわかりやすい参考書がたくさん出版されています。昔は難解だと思われがちだったことが、簡単に説明されていて、よく読めば、大抵理解できるように書かれています。

物理を例えにご説明しましょう。物理は苦手なイメージが強いから生物選択の医学部受験生は多いと思います。しかし、20年前は物理は、今より取っ付きにくく、苦手な人が多かったのです。得意にするためには、「親切な物理」という名著がありますが、とても分厚い参考書で、これをしっかりやるのが有効でした。これで物理が大分わかるようになりますか、相当な気力も必要でした。
ところが、今日の参考書はどうでしょうか?
大学の物理学科に進学すると、1、2年生で、高校より遥かに上級の物理を学びます。そしてそれらを使えば、大学入試の物理は朝飯前になります。「それは相当勉強も難しいのだろ?」とあなたは思いますか? 答えはNOです! 最近の理系大学生向け参考書は、中学生でも理解できるほど易しく書かれています。
ペーパーレス社会が進み、読書や作文が苦手な学生が増えたと言われる昨今では、難解なことでも易しく伝える技術が目まぐるしく発達して来ているのです。これは、英語、数学、理科においては顕著です。あなたは、自分に合った参考書を選べばよいだけです。

予備校の参考書は難しく出来ています。何故かと言うと、それを使って講義をするからです。読んで理解できて完了!となると、予備校の授業が要らなくなりますよね?

これが「受験勉強の質」の話です。

次に「量」の話をしましょう。野球で例えてしまいますが、ボールを投げたり、ボールを打つことは、見れば何となく真似て出来るようになります。しかし、プロ選手になりたいとか、アマチュアでも上手になりたいとなると、ボールの投げ方、打ち方を知らなければなりません。これはあらゆる分野について言えることですが、物事にはそれをこなすための「型(かた)」があるのです。
受験勉強は、入試で高得点を得るための問題解答の「型」が存在します。これは誰でも身に付けることができますが、練習を繰り返していないと、忘れるし、本番の入試の時に発揮できないかも知れません。そのために日々、型が崩れないように問題演習を続けることが必要になります。これが「受験勉強の量」の意味です。

これを誤解なく、正しく理解して受験対策をやるなら、あなたは高額な授業料を払わなくても医学部に合格することが可能なのです。例え、偏差値が40台でもです。

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