2021年06月02日
受験勉強にオーバーワークはつきものである。不安症候群から、目的を超えた量の勉強をしがちだし、周囲もそうさせるのが一般的である。
勉強し過ぎで死ぬことはない、と言われるが、これは嘘である。まず第一に、受験勉強は真の意味の勉強とは違う。入試に合格するという目的のためにするある種の作業である。労働し過ぎで死ぬことがあることは、みなさんは日々のニュースで知る限りである。
第二に、人間の気力と体力には限界があり、時間も然りである。オーバーワーク=不要なエネルギー、なのだから、エネルギーは無駄に消費され、本来必要なことにまわらなくなる。
第三に、人間の脳はなるべく楽をしたいということを常に望んでおり、そのために効率良い方法を求める機能がある。これに反することは、脳の活動を阻害することになる。
ただでさえ、やることが多いイメージを持つ医学部受験では、オーバーワークは合格を妨げる伏兵になるし、最悪敵にもなりかねない。
問題は、予備校では、各科目の先生が課題を出すために、全体のバランスを考えられずにオーバーワーク受験勉強に陥いる。
入試日程が終わった後に、あなたは多くの反省点が浮かんだのではないだろうか? もっと赤本をやれば良かったとか、問題演習が足りなかったとか、特定の科目に時間取り過ぎたとか。
受験勉強のオーバーワークは、自分でチェックし難い。かと言って、先の理由により、予備校講師でも難しい。そのために、私たちセカンドオピニオン予備校を活用して欲しいのである。
努力は必ずしも美徳ではない。案外愚行になることも多い。はじめから、効率良い努力を計画しよう。受験勉強にそれ以上の価値はない。
医学部受験
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